2001/05/05(土)

最終フライト: Apple Valley・Mojaveへ

本日も良い天気です。

本日は、当初Laughlin/Bullheadに行く時に寄ろうと思っていたApple Valleyと、Bishopからの帰りに寄ろうと思っていたMojave (※)に行きます。

(※「モハビ砂漠」の「モハビ」。実際の発音は「モハーヴィ」です。)

最初Mojaveの方に先に寄ろうと思ったのですが、Mojaveにはレストランがないので、先にApple Valleyに寄ることにしました。Apple Valleyにはレストランがあるようです。

その前に、RamonaにてMRT教官からビデオ撮影を依頼されましたので、その撮影を行います。教官がArrowでパターンを何周かします。Low Approachなどで見せ場を作ったりします。おー、かっちょいいです(^^)。これを適当にかっこよく編集することになりました(^^;)。

まずはApple Valleyへ。ここはNRKさんの担当です。Homeland VORを経由して、昨日行ったBig Bear Cityのある山を右手に見つつ北上します。途中、チェックポイントである山の中にある湖の上空を旋回してみたりして。この湖周辺は別荘地のようで、湖の水際にはびっしりと桟橋のようなものがあります。周辺にはたくさん別荘らしき家が点在しています。

この山を越えるとすぐにApple Valleyの街が見えます。R/Wも確認できました。Apple Valleyというからにはリンゴでも栽培しているのかと思いきや、やっぱここは砂漠地帯です。我々の中では「緑なんか無いけどGreenlandと命名したのと同じノリなのでは」という説が有力です(※)。

(※ちなみにGreenlandはデンマーク領で、この命名は「移民を引きつけるための美称」だそうです。それってサギなんじゃあ…(^^;)。)

ここのCTAF、やけに忙しそうです。UNICOMに聞くとなにやら風向きと正対しないけどR/W 18を使えと言っています。いつもは初めての空港の場合、一旦overfieldしてからパターンに入るようにしていましたが、この位置からだと素直にR/W 18のレフトダウンウィンドに入れるので、今回はover fieldしないことにしました。R/W 18にタッチダウン。

Transient parkingに向かうと、なんだかやけにたくさんアクロバット用とおぼしき飛行機が止まっています。レストランのあるビル周辺にはやけにたくさんの人がいます。どうやら本日はアクロバットの競技会をやっているようです。しかも空港の北西側のすぐそばで! おぉ、over fieldしなくて良かったです。

ガヤガヤと人で混んでいる空港というのは初めてです。お昼ちょっと前のせいかまだレストランは空き席がありますので、今のうちに昼食を取ることにします。注文を終えた頃、とたんに混んできました。注文したものが出てくるのに時間がかかります。飲み物が出てこないので、忙しそうにしているおばちゃんに突っ込みに行ったりして(^^;)。

食事後、しばらくアクロバット競技会を見学します。一休みしてMojaveに出発します。ここは私の担当です。

空港の北西側でアクロバットをやっているのと、西側に軍の空港(Class D)があるので、R/W 18から出発した後、一旦空港の南東で旋回して高度を稼いでから改めて西に向かうことにします。

Palmdale VORを経由してフリーウェイ沿いに北上します。Mojaveのタワーの周波数をモニタしますが、なんだか皆 “Mojave traffic” と言っています。はて? ここはタワー空港のはずなのですが…? Mojaveまで10nmくらいでタワーにコンタクトしてみます。すると、タワーではなくUNICOMが答えてくれて、

“Tower is closed, wind xxx at xx, altimeter xxxx, land at pilot’s
discretion”

とのこと。Pilots Guideには何も書いてなかったですが、ひょっとして週末はタワーは運用していないのかもしれません。せっかくタワー空港の練習に来たのに。ま、いいか(^^;)。

風向きによると、R/W 26か30が良さそうです。R/W 30の方がデカイので、そっちに降りることにします。降下していくと、空港から西側にちょっと離れたとろこにある丘にびっしりと風力発電用と思われる風車が建っています。もう鳥肌が立つくらいびっしりと(^^;)。

一旦over fieldしてR/W 30のライトダウンウィンドへ。ここMojaveはテスト飛行などでいろんな飛行機が飛来することで有名だそうです。確かに敷地内にたくさんの旅客機、輸送機、戦闘機が置いてあります。R/W 30はB-747も降りられるくらいの大きさです。デカイっす。風が強いようなので、フラップを2 notchだけにして70ktsでファイナルを降りて行きます。無事タッチダウン。

周りに無造作に(?)置いてある飛行機を眺めつつ、Transient parkingに到着です。外に出てみると、ものすごい風! なるほど風力発電ができるわけだ!

一休みして出発する前に、燃料の補給をお願いします。無線で燃料屋さんをコールしてみますが、一瞬反応してくれたと思いきやその後は梨のつぶて。一体どうなってんだと思っていると、セキュリティの車がやってきます。我々の他にも4機の小型飛行機が止まっているのですが、これらの4機にセキュリティの人が燃料補給について説明しているようです。私もそばに行って話しを聞いてみると、どうやら燃料屋さんは、我々からちょっと離れたところに止まっているB-747の燃料補給に行ってしまっているとのこと。

しかたないので、30分くらい時間を潰していると、ようやく燃料補給のタンカーがやってきました。先の4機に補給した後、我々も補給してもらいようやく出発です。

相変わらず風が強いですが、出発はR/W 26を使ってみます。さぁRamonaに帰りましょう! ここも私の担当です。

出発してすぐにフリーウェイ沿いを南下して、Palmdale VORを経由し、ちょっとした山を越えて、Paradise VOR、Homeland VORを経由してRamonaに向かいます。Lake Wohlford辺りから降下を開始していつもの通りRamonaに帰還。今回の合宿の最終フライトが終了しました。

本日の夕食はDragon Kingで中華を仕入れてホテルで食すことにします。ホテルに戻ったら先にチェックアウトを済ませ(翌朝は4:30に出発なので今のうちにチェックアウトしておく)、後はゆっくりビールで打ち上げしつつ食しました。うまいっす。

今回の合宿では、予定していた長距離クロカンであるPalo Altoに無事行って来れたし、その他のクロカンもほぼ予定通り楽しめたので、大変良かったです。TKDさんの訓練もほぼ予定通り完了したこともあり、全体としてもすばらしい成果をあげることができました。

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