2001/08/07(火)

同行カメラマンを迎えにPalomarへ

本日は同行カメラマン(=私の弟)がPalomar (CRQ)に到着する日です。念願だった「飛行機でお出迎え」の日です(^^)。朝方、TELでCRQのATISを聞いてみると “OVC 006” です(;_;)。ちょっとやばいかなぁと思いつつも、これは昼には解消するはずです。TAFを見てみると、期待通りお昼には晴れるようです。良かった良かった(^^)。

11時前にCRQに向けて出発! 行きはNRKさん担当です。CRQまでは本当にあっという間で、RNMを飛び立ってEscondido上空でちょっとだけレベルにした後、すぐに降下開始です。

CRQのタワーがStraight-inを指示してきます。CRQはコミューター線が就航しているせいもあり、普通我々のようなVFR機にはStraight-inを指示しないのですが、珍しいこともあるもんです(^^)。R/W 24にタッチダウン。

Transient parkingに停めて、ターミナルに行き、弟の到着便(UA 5022)の時間を確認したりします。12:08到着予定でオンタイム。問題ありません。

私のチェックライドの時に利用したFBOであるWestern Flightに行き、しばらくレシーバでタワーの周波数をワッチしながら待ちます。するとUAのBrasiliaが降りてきます。あれっ? まだ12時前なので、これは5022便の前の便かな? そのBrasiliaから降りてくる人を眺めていても弟は降りてきません。やっぱこの飛行機じゃないようです。

しばらく待ってみますが、一向に次の便が来る気配がありません。おかしいなぁと思いつつ、NRKさんがターミナルにチェックしに行ってくれます。するとNRKさんが表情をこわばらせて戻って来ます。「恐ろしいことを聞いてしまった。やっぱ今のBrasiliaが5022便だった。乗客名簿を調べてもらったが、弟さんの名前はなかった」。ががーん。青い! 青すぎる! 何かあったな!?

さっそくSkylineにTELしてみます。するとSZK教官が出て「弟さんからTELがありました。LAXにいるそうですが、次の5024便に乗るそうです」とのこと。おぉぉ? 何があった? ダブルブッキングかなんかで5022便に乗れなかったのかな? いずれにしても状況がわかって良かったです(^^;)。(※)

(※その当時は外国で使える携帯とかはなかったので、お互いに連絡を取るのが大変でしたねぇ。今ならスマホでメッセージのやり取りもできるので、このような「状況がわからない」ということはなくなりましたね。)

5024便の到着までは後2時間くらいあるので、その間にPalomar Airport Cafeで昼食を取ったり、ちょっと表通りをぶらついたりして過ごします。CRQはヘリコプターのアクティビティも活発なようで、表通りに面した場所からヘリコプターがビシバシ飛んで行きます。近くで見るとなかなかの迫力です。

5024便がそろそろ来るころです。またWestern Flightに行ってレシーバでタワーの周波数を聞くと、”SkyWest 5024, cleared to land R/W 24″ という声が聞こえます。あっ! これだ! すぐにファイナルに機影が見えて来ました。さっそくこの映像をビデオで押さえます。

すると、Western Flightのスタッフの女性が近づいてきて「ここは撮影禁止の場所よ」「えっ? そうなんですか? 前はここから撮影したことがあるんですが…」「でもそうなのよ。あそこのお友達(デジカメで撮影しているNRKさんを指して)にも言ってあげてね」「あ、はい…」。というわけで、タッチダウンの瞬間は撮影できませんでした(;_;)。

気を取り直して到着ゲートへ(といってもGate 1しかありませんが)。ここは撮影禁止ではないはずなので、ビデオを構えて降りてくる乗客を撮ります。すると…つひにやって来きました! 無事弟が登場しました。この便には東洋人は弟だけだったのでやけに目立ちます!

事の顛末を聞くと、LAXで5022便のチェックインまではうまくいったのに、その肝心の5022便への搭乗に失敗したらしいです。普通のゲートっぽいところから乗るのではなく、そこから更にバスで移動した先が本当の搭乗ゲートだったらしく、弟はそれを見逃した(聞き逃した)らしいです(^^;)。

渡米前から一番心配していたLAXでの乗り換えに見事失敗してくれたわけですが、LAX→CRQへの便は格安チケットではなかったので、便の変更ができて良かったです。ふぅあつかった。

その後、再びParlomar Airport Cafeに行ってお茶して、パイロットショップなどをひやかして、CRQを出発します。

帰りは私が担当です。ちょっと海側からマリンレイヤの端っこが迫っていますが、問題ないでしょう。R/W 24から出発! アップウィンドでマリンレイヤに入りそうになるので、早めにクロスウィンドに入ります。あとはいつもと同じようにダウンウィンドからRNM方面に向かいます。

この時弟には初めてコパイ席に乗ってもらったのですが、後部座席からとはまた違った風景、かつ教官がいない状態で飛んでいることに感激(というほどのものでもなかったでしょうが)していました(^^)。

明日は、一日の飛行距離が今までで最長になるであろうBishopへ行きます。そのための準備をするのと、洗濯をするのとで、今日は早めにアパートに帰ることにします。

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