2002/06/16(日)

LOCアプローチ・VORアプローチのはずが…

昨日は休みでしたので、買い物に行ったりしてのんびり過ごしました。たまには体や頭を休めることも必要ですね。といってもwrittenの勉強をしないとならないので、頭は休んでいる暇はないですが(^^;)。

さて、本日も良い天気です。本日はCRQでLOCアプローチを2回、OKBでVORアプローチを1回やって帰って来るってのをやる予定です。

実はですね、昨日の夜大変なことが起きました。HYS教官とある訓練生がJohn Wayneにナイトクロカンに行ったそうです。で、帰ろうと思ってエンジンをかけたらエンジンが火を噴いたとか! まさしくengine fire! です。先日もこの機体(22D)はちょっとしたengine fireをやっているのですが、今回のは大きかったらしく、備え付けの消火器では消えず、消防車が何台もくる騒ぎになったとか(^^;)。というわけで22D君は半焼してしまったので、今はJohn Wayneで修理をしているんだそうです。でも教官をはじめ皆「本当に直るのかな?」とか「どうせなら全焼してくれれば保険で新しくなったのに」とか半分冗談で言っています(^^;)。それにしても誰も怪我がなくて幸いでした。私は22Dでよく訓練していますので、ちょっとぞっとしました(^^;)。

というわけで、本日の訓練で使う予定だった22Dがお亡くなりになってしまったので、他の機体を使うことにします。77Kが15時過ぎに帰って来るので、それまで座学をやることにします。

座学では、VORアプローチ(VORが空港そのものにある場合)、NDBアプローチ、ILSアプローチ、レーダーベクタ、LOCバックコースアプローチ、LDA (localizer-type directional aid)アプローチ、SDF (simplified directional facility)アプローチ、MLS (microwave landing system)アプローチ、ILSエマージェンシ(特にcommunication failure)についてお勉強です。

LDA/SDF/MLSはほとんど見かけないので、「こういうものがある」ということを知っておけば良いそうです。

【参考】LDAアプローチは、2023年現在、東京国際空港(羽田)ではとてもメジャーなアプローチ方法です。

さて、77Kが帰って来たので出発しましょう。ランナップエリアでいつものようにbefore takeoff checkをします。マグネトーチェック…あらっ? Rにするとガタガタいってみるみる回転が落ちます。しょうがないなぁ、いつものごとくちょっとカブっているのかな、ということで、ミクスチャをリーンにして回転数を上げてしばらく様子をみます。改めてチェック…ガタガタ。あれあれ? 教官とともにしらばくトラブルシュートしてみましたが、どうやらマグネトーのRがいかれているか、イグニッションのRの位置の接触が悪いかでしょう。LにするとBOTHに比べて少しだけ回転が落ちるということはRは完全には死んでいなくて出力が落ちているだけかもしれません。いずれにしてもRだとエンジンが止まっちゃいそうだし、そういえばアイドルにしても回転が落ちすぎます。というわけでこの状態は危険だと判断し、Skylineに戻ることにします。

教官曰く「機体のトラブルで本日飛べなくなっちゃって申し訳ないです。マグネトーまたはイグニッション系であれば修理はすぐに終わるでしょう。それまでは他の機体を使うことにしましょう。」とのこと(^^;)。それにしても、今は結構生徒さんが多い時期なので、22Dもイってしまっただけに、機体が足りるかどうかちょっと心配ですね。でも私の訓練はとりあえず向こう一週間は67Pで確保できていますのでまずは安心です(^^)。

というわけで本日はタクシーしただけでフライトは終わりです(^^;)

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