2002/09/15(日)

タイムチェック・マニューバ

本日も暑いです。ふと気が付いたら更に日焼けしています。腕のひじのあたりの皮がむけてます(^^;)。

本日はタイムチェックとマニューバの練習です。このフライトには私と同じくcommercialの訓練をしているTNMさんが同乗します。

まず座学で180°power-off approachのやり方を確認しておきます。これは本日時間があったらやってみる予定です。座学のあとさっそく出発。

R/W 27からshort field takeoffで出発。エクセレントです(^^)。straight-out departureでOCN VORの280°コースをトラッキングして、Escondido上空へ。

Escondido上でフリーウェイをチェックポイントにしてタイマスタート。Vista上空で、これまたフリーウェイをチェックポイントにしてタイマストップ。この時間と、上記2つのチェックポイント間の距離(チャートとDMEでダブルチェック)からGSを求めます。うーん、120ktくらいですね。

実はこのタイムチェック、Escondido上空はまだ上昇中で、その後レベルオフしてからVista上空に行くというフライト中に行っています。ですから、実はあんまり正確ではありません。でもチェックライドではこれと同じルートでタイムチェックを行うことが多いので、チェックライド対策という意味もあります。

Vista上空からdiversionします。行き先はFrench Valley。チャート上でMCと距離を確認しておきます。で、ここで改めてタイムチェック。French Valleyに行く途中の適当なチェックポイントまでの時間を測ります。この時間と、Vistaからそのチェックポイントまでの距離から改めてGSを求めます。140ktくらい。おやー? そんなに早いかなぁ、と思ったのですが、

  • French ValleyへはほぼMCが360°
  • 風は西向きから10ktくらいだがmagneticにすると若干追い風
  • TASは130kt強

ということで、一応つじつまはあっています(^^)。French ValleyまでのETEとETAを算出したところでおしまい。

次に訓練空域に行って、slow flight、power-off/on stall、steep turn、steep spiral、chandelles、lazy 8を行います。

power-off stallのリカバ時に、フラップを一段上げるのですが、汗ですべって一気にフラップが上がってしまうというヘマをやりました。本日はたまたまグラブをしていなかったのでこれが良くなかった。反省反省。それ以外は特に問題ありません。完璧です。あ、steep turnで最初にちょっとだけ高度が落ちたかな(^^;)。

さてRNMに帰りましょう。本日は時間がないので、180°power-off approachはしないことにします。

short field landingします。R/Wのナンバー上にタッチダウンするよう指示されます。エイミングポイントをいつもより手前に取って…でもなんだかR/Wの手前に落ちちゃいそうで、あんまり思い切って手前に取れません。お、これくらいかな? どうだ? うーん、ちょっとナンバーの先にタッチダウンしちゃいましたが、PTSでは「指定されたところから200ft以内」となっているので、まずはOKです。それよりも、ちゃんとパワーの調整ができているので良しとします。

タクシーバックして、今度はsoft field takeoffします。これもいい感じです。エアボーンするまでのピッチアップが固定できました。

パターンを回って、最後にsoft field landing。タッチダウンのときのピッチアップがちょっとだけ足りませんでしたが、ちゃんとパワーの調整もうまくいってノーズがずーっと上がったままの姿勢を維持できました。

ブリーフィングでは「チェックリストのpassenger briefの所で、特に同乗者がいる場合は、ベルトのこととか非常時の脱出の仕方を説明するようにするともっと良いです。チェックライドの時にもやった方が無難です。タイムチェックはOKです。slow flightはヘディング・高度を変えてみましたが、あんな感じでOKです。power-off stallのリカバの時、ピッチダウンがちょっと長いかもしれません。でも今のままでももちろん合格点です。power-on stallはOKです。steep turnは最初にロールアウトする時に高度を落とさないようにしましょう。それ以外はピッチの調整も大変良いです。lazy 8の135°時点から180°時点でのピッチの戻しがちょっとだけ早くなることがありました。それ以外はchandelles/lazy 8とも大変良いです。steep spiralはエアスピードのコントロールが見事です。short field landingですが、今回のタッチダウンでも問題ないです。もっとどんぴしゃに降りるのであれば、もう少し手前にエイミングポイントを取ってみましょう。soft field landingはOKですが、タッチダウン時のピッチアップがもう少しあると完璧です。全般的に大変良くできています。既に合格点のレベルに達しています。」を頂きました。

次回は、lost procedure、エマージェンシ(ギア)のレビュー、本日できなかった180°power-off approachをやる予定です。

【おまけ】

さてこの後、TNMさんがフライトするので、私も後ろに同乗させてもらいました。TNMさんは既に日本で事業用多発計器を持っているだけあって、Arrowでの経験が少ないにもかかわらず、見事にマニューバをこなしていました。私は同じフェーズの人の後ろに乗るのはprivateの時のTKDさん以来なので、大変勉強になりました。

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