2000/08/18(金)

ナイト

本日は11時から座学です。明日ナイトのクロスカントリーに行く予定ですが、そのフライトプランのレビューを行います。そういえばこのプランを立てた時はあまり意識しないでチェックポイントを設定しましたが、これはナイトなので上空からは夜は見えないものもあるかもしれないとのこと。まぁこのあたりはまずは経験です。

昼食後、一旦ホテルに戻り、Writtenの勉強をします。ほぼ復習が終わりました。明日Skylineにて模擬テストを受ける予定です。

20時に再び空港に行き、ナイトでトラフィックパターンを回ります。おぉこれは楽しみです。20時くらいだとまだ「夕方」って感じなんですが、プリフライトが終わって出発する20:30頃になると本当に真っ暗になります。

ちなみにナイトで飛ぶ場合、懐中電灯を必ず持っていく必要があります。プリフライトやエンジンをかけるまでの室内で必要です。というわけでさっそく仕入れました。

さぁ出発。後部座席にはTNGさんが同乗しますので、ビデオ撮影をお願いしました。

周りが暗いとタクシーするのもちょっぴり慎重になります。タクシーウェイが青いライトで縁取られていてとてもきれいです。ちなみにRamonaはMIRLですので、無線の5回のクリックで明るいライト、3回のクリックで暗いライトが点灯します。

R/W 27からtake off! おぉぉ、R/Wのライトがきれいですぅ。感動ですぅ! クライムのピッチをとるのに、外をリファレンスにできませんので、ちょっと戸惑いますが、エアスピードとアティテュードの計器を参照すれば問題ありません。うーん、ほとんど真っ暗な中を飛んでいくってのは不思議な感覚ですね。

クロスウィンドからダウンウィンドに入る辺りでは、R/W全体がきれいに見えます。クリスマスのイルミネーションみたいですね。昼間と同じようにベースターン、ファイナルターンをします。昼間と比べて距離感が違う感じがします。

そして着陸。Ramonaはセンターラインのライトが無いので、ちょっぴりセンターをキープするのに気を使います。グライドパスは、ほぼ問題ありません。フレア…フレア…フレ… キュパッ! あ、あれ? 思ったより全然早くタッチダウンしてしまいました。どうやらこれはありがちな現象のようで、夜はR/Wまでの高度が実際より高く感じるものらしいです。逆に言えば、思ったよりR/Wの表面は迫っているってことですね。

2回目の着陸は、この点に注意してみましたが、まだ思い切りが足りません(^^;)。でも3回目以降は、ほぼ問題なくタッチダウンできるようになりました。自分の中ではShort Field Landingするつもりくらいでちょうど良い感じです。

なお、ナイトの離着陸はT/Gではなくフルストップで行います。このため、着陸したら速やかにR/W上でフルストップして、そこから再びtake offします。stop & goというらしいですが、ラジオでは”full stop”と言えば良いです。いちいちタクシーバックする無駄がなくて良いですね。

合計8回の離着陸を行いましたが、この間教官が「はいランディングライトが切れたー」といってライトを消してくれますので(^^;)、その状態で着陸をしたり、「はい本日のメインイベント、エレクトリックフェイリャー」といってパネルライトやランディングライトを全部消してくれますので(^^;)、懐中電灯でエアスピードだけをチェックしながら降りるということを行いました。

もしソロでナイトを飛ぶなら、フェールセーフとして懐中電灯も2つもっていた方が良いとのことです。まぁデュアルの訓練では教官も懐中電灯を持って行きますので問題ないですが。

本日の訓練は以上です。明日の模擬テストに向けて勉強しなくっちゃ。あとナイトのクロカン時のタワーとの交信を練習しておかなくちゃ。

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