Santa Ynezへ
本日はSanta Barbaraから北西に20nm ほどの所にあるSanta Ynez (IZA)という所に行きます。 この空港はSanta Ynez (サンタイネズ)という町にあるノンタワー空港です。
Santa Ynezの西隣にはSolvangという町があります。このSolvangはデンマークからの移民がたくさん住んでいることで有名だそうで、町並みがデンマークのようなんだそうです。本当は先日のCalifornia縦断フライトの帰りにでも寄ろうと思っていたのですが、時間に余裕がなくて寄ることができませんでした。というわけで、本日改めて行ってみることにします。
行きはNRKの担当です。RNMからいつものごとく出発! TAFによるとあまり海岸沿いの天気が良くなさそうなので、行きは内陸を通って行くことにします。
Homeland VOR、Pomona VOR、Van Nuys VOR通過。TAFで見たよりもずっと雲の状態は良い感じです。これなら帰りは海岸線沿いを飛んでもおもしろそうです。Fillmore VOR、San Marcus VORを経由してIZAのR/W 26に無事到着。
さて、ここで給油しておきたいのですが、FBOには誰も人がいません。さっき給油用のトラックが走っているのを見かけたのですが、そのトラックはどっか行っちゃいました。しばらく待っているとおばちゃんが車でやってきました。どうやらこのおばちゃんもここの従業員のようです。良かった(^^)。おばちゃんに頼んでさっきのトラックを無線で呼び出してもらいます。このトラックに乗っているのはTonyという人みたいです。あ、Tonyが戻ってきました。
給油後、TonyにSolvangへの行き方を聞くと、タクシーかバスという手があるらしいです。タクシーは高いからバスが良いんじゃないか、とのこと。しかもこのバス、TELすると所定のルートからある範囲内まではルートを変更して、希望の場所まで迎えに来てくれるみたいです。おぉ、そういうもの!? TonyがTELでバスに連絡してくれました。
表で待っているとバスがやって来ました。Santa Ynez Valley Transitというもので、いわゆる「バス」よりも2回りくらい小さなバスです。このバスの路線図を見ると、Santa YnezとSolvangの他に、更に西側のBuelltonという町も含めて周回しているようです。我々の行き先のSolvangまではこのバスに乗れば良いようですが、ルート的にはSanta Ynezの町を一通り巡った後、ようやくSolvangの町に到着するという感じになります。
バスに乗って出発! バスに乗ってから他のお客さんの動きを見ていて気付いたのですが、本当は乗車した時に運転手に運賃の$1.25/人を払うシステムになっていたようです。我々はまだ払っていません。まぁ降りる時に払えば良いか(^^;)。
バスがSanta Ynezの町を一回りするおかげで、Santa Ynezの町の様子を一通り見て回ることができます。これはかえって良かったかも(^^)。
そうこうするうちにSolvangの町に到着。確かにデンマーク風の建物なんかがたくさん建っています(デンマークに行ったことがないので、なんともわからないんですが、いかにもそんな感じ)。どこで降りるのかわからなかったのですが、いかにもこの辺りが良さそうです。車内の「ひも」を引っ張って降車をリクエストしておきますが、なかなか止まってくれません。えーと、大丈夫かな(^^;)。しばらくするとようやくバスが止まりました。しかもまさにSolvangのバス停だったみたいで、他のお客さんがゾロゾロ降りて行きます。運転手に運賃を払って(^^;)我々も降ります。
さて、ここら辺りはちょっとしたお町になっていますので、ちょっと散策してみることにします。メインストリートには結構車の量があり、歩道は観光客らしき人達も混ざりながらかなりにぎわっています。
メインストリートから脇に入る道では屋台がたくさん出ていて、野菜だとか花などを売っています。ちょっとしたマーケットが出ているようです。なんだかとってもいい雰囲気です。Sali○sとは大違い(^^;)。
メインストリートから1本南側の通りには、たくさんのレストランやカフェ、お菓子屋さん、おみやげ物屋さんが軒を連ねています。風車まであります。デンマーク料理とかデンマークのお菓子(デニッシュ)が名物みたいです。
あとですね、こういうお店屋さんの店員とか街を歩いている地元の人は、たぶんデンマーク系が多いんだと思うんですよ。デンマーク系と言ってもいわゆる白人なので我々東洋人からはあんまりコテコテのアメリカ人とは区別つかないんですが、それでもなんとなくこぎれいでヨーロッパ風を感じさせる(?)いい感じのおねいさん達がたくさんいます(^^;)。
あまり時間もないので、カフェでお菓子を食べながらお茶して、お菓子屋さんでいくつかのお菓子をgetして帰ることにします。
さて、どうやって空港に帰りましょう? バス停に行ってみるとバスはあと最終の1本しかなく、それが17:46だそうで。現在17時ちょっと過ぎ。うーん、ちょっと時間が空きすぎちゃうかなぁ。これだとタクシーかなんかで空港に戻った方が良さそうです。でもメインストリートに出てもタクシーなんか走っていません。そうするとTELしてタクシーを呼ぶしかないですが、どこで待っているとかそういう話は土地勘がないのでちょっと不安です。レストランで飯でも食ったのならお店の人についでにタクシーを呼んでもらえば良いのですが。
と、すぐ側にBest Western (ホテル)があるのが見えます。これなら良い目印になるし、ホテルには公衆電話もあるでしょう。あ、それとも、いっそのことタクシーを呼んでもらっちゃうのが良いかもしれません。ホテルのフロントに行って恐る恐る「すみません、Santa Ynez空港に行きたいのですが、タ、タクシーを呼んで頂けませんか?」と聞くと、フロントのおばちゃんは快く引き受けてくれました(^^)。あぁ良かった。お礼にチップを渡そうとすると笑顔で「そんなことしなくて良いのよ(^^)」と返されてしまいました(^^;)。なんとまぁ親切な!
おばちゃんにお礼を言って表で待っているとタクシーがやってきました。いわゆるセダンタイプじゃなくてバンみたいなタクシーです。運転手はなかなかきれいなおねいさんです。おぉ! (←この「おぉ」はなんだよ、「おぉ」は)。先日のSali○sのあやしげな運転手とは大違い(^^;)。
タクシーで10分くらい走って空港に到着。タクシー代はメータ読みで$18以上です。バスに比べて(比べなくても)結構高いです。Sali○sでも同じような距離をタクシーで走りましたが、その時は$9でした。ここはやっぱ観光地だから高いんでしょうか? というよりも全体的な「クラス」の高さがこういう値段にも反映されているような気がします。安心してタクシーに乗れたし、運転手はあやしくないし(^^;)。チップ込みで快く$20払っておきました(^^)。
さて帰りましょう。帰りは私の担当です。R/W 26から出発! 出発してleft downwind辺りを飛んでいると、ラジオから「今left downwindにいるCherokee、ポジションを教えてくれ」と、東側からこの空港にやってくるトラフィックからの声が聞こえます。「今1500ftで、5500ftまで上昇中。eastboundする」と答えておきます。ランディングライトも点けてと(^^)。お、traffic in sight! お互いにin sightしたことを確認し合います。いいっすねぇ。
San Marcus VOR、Fillmore VORを経由して、SMOに向かいます。SMOから10nm手前で降下して3500ft。squawk 1201でLA SFRAに突入。128.55MHzでポジションを叫びますが、ほとんど誰もいないようです。Thomas Bridgeまでこの高度を維持して、今度は5500ftまで上昇。
海に出た辺りから次第に日が落ちて行きます。OCN VOR通過。既に街にはちらほらと明かりが点き始めています。おぉ、美しい! Escondido辺りではかなり暗くなって、街の明かりが更に輝きを増します。RNMのビーコンライトも確認できました。
RNM近くに来ると更に暗くなってほとんどナイトです。PCLでR/Wライトを点けていつものようにR/W 27にタッチダウン。お疲れ様でした!