Safety Pilot・アプローチ
本日も朝一でMTIさんのSafety pilotをするために9時過ぎにSkylineに行きます。
今回のフードも基本的にはBIFとして、昨日と同じく、私がヘディングや高度を指定してその通り飛ぶってのをやります。だだ訓練空域をうろうろするだけではなく、アプローチを想定してヘディングや高度を少しずつ変えて、擬似的にアプローチの体勢をとって、最後はMissed approachする…なんてのもやってみました。更に今回はSteep Turnなんかも織り交ぜてみました(^^)。今回もたっぷりフード時間が1時間です。お疲れ様でした!
お昼をはさんで午後からMTIさんのMultiの訓練です。これに同乗させて頂きます。各種マニューバなど、大変勉強させて頂きました。
さて今度は私の訓練です。このフライトにはMTIさんとTNKさんが同乗します。今回の訓練は、アプローチを主体とし、その他のマニューバは時間があればやるという予定です。マニューバは基本的にもう問題ないので、どっちかといえば「あやしい」アプローチの方を重点的に訓練するわけです。
いつものようにR/W 27から出発…と思いきや、Take-off rollを開始した直後にミクスチャで片エンジンを切られます。すかさずスロットルを閉じて止まります。へっへー、これは問題なし(^^)。再びフルスロットルでTake-off roll開始。とここで教官がミクスチャをカットする振りをしますが、引っかかりません(^^)。
訓練空域の方へ向かって上昇しつつフードを被り、4000ftでアプローチの準備をします。
APPにコンタクトしてCRQでのILSアプローチ2回をリクエスト。スコークをもらってレーダーコンタクト。LOCをインターセプトする方向にベクタされます。この辺りはもうおなじみですね。
ILSアプローチのクリアランスが出ました。LOCの針が動き始めた時点で “Established” ですから、GSよりも上の場合、ここでギアを出して降下開始すべしです。でも、どうもここら辺がビハインドするなぁ(^^;)。
LOC/GSに乗ってからはまぁまぁですが、最初にエアスピードを落とすのが遅れ気味。どうやらもっと前から予めエアスピードを落としておいた方が飛びやすそうです。GSですが、HSIの指示にまだ慣れてないせいか、どうもビハインド気味です。ビハインドしないよう意識すると今度は追いかけすぎて降下率が一定になりません。うーむ(;_;)。どうやらGSの針は追いかけないでVSIの降下率を一定にすることをもっと意識した方が良かったみたいです。パスを修正するときは±200fpmくらいで修正するようにすべしです。な、なるほど。
Missed approachの後、2回目のアプローチに向かいます。2回目はシングルエンジンでフルストップします。エンジンが切られた直後のDirectional controlがちょっとまだ甘いですが、その後の手順はOKです。ヘディングや生きているエンジン側への5°バンクも基本的にうまく維持できます。
ファイナルコースに乗った後はまぁまぁです。大きく外すことはありませんが、自分の中ではまだあまり余裕がある感じがしません。
DAちょい前でR/Wを確認するとちょっとだけずれています(^^;)。このくらいは仕方なし。ここで速やかにエアスピードを落としますが、あまり急激にスロットルを絞ってはダメです。ただでさえシングルエンジンでパワーがないのに、その生きているエンジンを切ると一気に降下します。ゆーっくり絞るようにして確実にフレアをかけてタッチダウン。ふぅ。これはうまく行きました。
R/W 24にタクシーバックしてRight downwind departureでCRQを後にします。この辺りはさすがに鼻くそをほじりながらやってます。
RNMに帰りつついくつかマニューバをやる予定でしたが、ちょっと変更してアプローチの「LOCに乗るところ」を擬似的に練習してみることにします。教官がヘディングと高度を指示しますので、フードを被ってその通り飛びます。ここからLOCをインターセプトすると仮定して、ヘディングを30°右に変えつつギアダウン。パワーを絞って降下開始。降下率600fpmを維持します。教官曰く「とても良くできるじゃないですか。これと同じことをやれば良いんですよ。」な、なるほど。
さてRNMに帰りましょう…と思ったらエンジンを片方切られます(^^;)。Directional controlを維持して…各種チェックとフェザー。本当に片方のエンジンを止めます。これは基本的に問題なしです。リカバ。アンフェザーはチェックリストを見ながらゆっくり確実に行います。これも問題なし。
RNMでは1回T/Gします。Normal landingは問題なし。
ダウンウィンドを飛んでいると片エンジンをアイドルにされますので、すかさず各種チェックとフェザー(シミュレート)。ここからシングルエンジンで降ります。パワーを絞り過ぎないよう気をつけてベースでギアダウン。ところがベースをちゃんと取り過ぎてファイナルをオーバーシュート。あー、これは一種のエマージェンシなので、ベースはちゃんと取らなくて良いんだった(^^;)。ゆっくり修正してファイナルに乗り直し、ゆっくりタッチダウン。うん、これはうまくいった。
ブリーフィングでは「LOCに乗る前はもっと前からスローダウンしておくと良いでしょう。というか、クロカンに行くわけじゃないんだから、普段からもうちょっとゆっくり飛んで良いですよ。アプローチはあんなもんだと思いますが、GSを追いかけ過ぎないようにしましょう。GSより下の場合はピッチアップは上げてもレベルまでです。VSIで調整するようにしましょう。アプローチ中のエアスピードの調整がちょっと後手に回っているようです。スロットルの調整は1″MPくらいで済むよう早めに修正することです。シングルエンジン関係は基本的にOKです。手順は良く出来ています。最初のDirectional controlとエアスピード、つまり “Fly the airplane” をもっと意識しましょう。パターン中のシングルエンジンはファイナルはアンダーシュート気味で回って良いです。それ以外はタッチダウンなど良く出来ています。」を頂きました。
これで3回目の訓練終了となりますが、さすがに3回目ともなるとかなり慣れてきて「飛ばされている」感じがしなくなりました。むしろ積極的に「自分で飛ばしている」という感覚がしてきました。アプローチなんかは機体の特性に慣れるまでまだもうちょっとという感じですが、ポイントを押さえて行きたいと思います。