帰国
4時です。真っ暗です。寒いです(^^;)。
シリアルで朝食をとり、ゴミを処分して荷物をまとめます。アパートのゲートを開けるリモコンとカギを置いて、さぁLAXに向けて出発です。
Ramonaの街はひっそりとしています。CA-78をひたすら下ってEscondido方面へ。CA-78は山道なので、前後に他の車がいないと真っ暗で怖いです(^^;)。Escondidoまで来ると明るい街になりますので、一安心です。
そのままAsh Stに入り、Lincoln Pkwyを経由して再びCA-78へ。ここからはフリーウェイとなります。Oceanside方面へ向かうのですが、段々と霧になってきます。うわ、かなり濃い! おっかなくて全然スピードが出せません。でも他の車はキチ○イのように飛ばしています。あんなに飛ばして大丈夫なんでしょうか。
OceansideのあたりでI-5 Northに乗ります。来たときもそうでしたが、なんだかこのジャンクション看板がまぎらわしくて間違えそうになります。ふぅ、無事にI-5です。これで一安心。
所々霧が晴れますが、安心しているとまたズボっと霧に突入します。お、REST AREAってのがこっちの車線にもあるようです。もうこの時点で1時間以上走っているので、ここで休憩します。
一休み後、再びI-5 Northを進みます。次はI-405に乗るのですが、看板には「Los AngelesはI-5、Long BeachはI-405」と出ています。I-5はあくまでダウンタウンに向かう方ですので、看板に惑わされることなくI-405方面に向かいます。
途中John Wayne空港のすぐそばを通るのですが、来た時もそうだったのですが、空港は全く見えません。残念。Long BeachをかすめてTorranceをかすめて、やっとLAX近くまで来ました。ここにきてガソリンがほとんど無くなってきました。ちょっとドキドキです。
ここら辺から、LAXへの出口に誘導する看板がたくさん出始めて、なんだかかえってわかりにくいです(^^;)。お、Century Blvdって出ている。ここで出ればいいんだな。あれー?? MTR教官曰く「Century Blvdへの出口って一般道に出るまでが長いんですよね」のはずが、すぐに一般道にぶちあったってしまいます。インターチェンジのイメージも違うし…。どうやらCentury Blvdよりも一つ南側のImperial Hwyに出てしまったようです。あついです。
ここは落ち着いて、Yahoo! Mapsで用意しておいたLAX周辺地図で現在位置を確認します。おぉ、わかりました。そんなに大きく外れているわけじゃないです。良かった良かった。Imperial HwyからAviation Blvdで北上して、Century Blvdに向かいます。このAviation BlvdはLAXの南側のR/Wのショートファイナルの下を通りますので、R/Wライトがついた美しいR/Wを見ることができます。あ、Century Blvdの看板が見えました(^^)。
そのままCentury Blvdに乗っても良いのですが、もうHertzの場所が近いので、このあたりで給油しておきたいです。ちょうど目の前のCentury Blvdとの交差点にTexacoがあるので、そこで給油することにします。
ところが、またしてもセルフの機械、カードを通しても “SEE ATTENDANT” というエラーが出ます。何度やっても同じ。あついです。もう一体どうなってんだ!? ほんと、トラウマになりそう(^^;)。怒りを押さえて店員のところまで行きます。店員はガラスで囲まれた室内にいて、よく駅とかにある声を通す小穴がたくさん開いている窓と、カード類をやり取りするための引出しみたいなものだけで外界とつながっています。Los Angelesはさすがに大都市なので、治安が悪いんでしょう。店員(中東風?)に文句をいうと「今は機械のところでカード決済できないんです。この窓口で決済して下さい」と言います。なんだ、それならそうと、機械の所にそう書いておけばいいぢゃないか。カードを渡して、機械をアクティブにしてもらい、ようやく給油ができました。
さて後はレンタカーを返せばOKです。もう道はわかっていますので、Century Blvdを西に向かい、Marriot Hotelがコーナーにある交差点でAirport Blvdを北上すれば、すぐにHertzが見えます。
無事レンタカーを返却して、LAXへのシャトルバスに乗ります。バスが発車するとテープでアナウンスが流れ「このアナウンスの後、お客様のご利用になる航空会社を運転手におっしゃって下さい」というので、Korean Airと言おうとすると、運転手が「このバスはターミナルxxからxxに向かいます。航空会社でxxx、yyy、zzz….をご利用の方はいらっしゃいませんか?」とかなんとか、6、7個の航空会社の名前を言います。この中にKEは入っていません。「ほほう、いっぺんに言うとわけわかんなくなるから、まずはこれらの航空会社の中から選ばせるのだな」と思いました。きっと次とかその次にはKorean Airという選択肢が入ってくるのだと。
ところが、Tom Bradley Int’l Terminalに近づいても「次のアナウンス」はありません。あれあれ? と思っているとTom Bradleyを通り過ぎてしまいました。仕方ないので、次に止まったところで降りてTom Bradleyまで歩いて戻りました。私はたまたまTom Bradleyを知っているから良いようなものの、もし知らなかったらとんでもない所に行くところでした。
結局後で考えてみると、最初に運転手がなんだか言った時に「Korean Air」って言っておけば良かったようです。こっちは「そういうもんなのかどうか」がわからないんだから、こういう所、もっと誰にもわかるようにしておいて欲しいです。ひょっとして最初に運転手がなんだか言ったときに「Korean Air」とか言ったら、「まぁまぁ落ち着いて(^^;)、次のアナウンスがあった時に言ってくれればいいから」なんてシナリオもあり得るわけですから。一番良いのは、バス内に航空会社別(もしくは停留所別)のボタンがあって、それを押しておけばそこに止まってくれる、とか。これなら例えば耳が聞こえない人や外国人でも誤解が無くて良いですよね。私だったら絶対そうするけどなぁ(^^;)。
ともかく、無事チェックインも済ませ、いつものごとく日本食屋(HAMADA)でカレーを食し、搭乗1時間くらい前にゲートに向かいます。
ゲートに向かうセキュリティチェックはちょっとだけ混んでいます。やっぱ金属探知機のセンサーを敏感にしているせいか、かなりの人が引っかかっています。KE 002便のCAさんと思しき人たちも引っかかっていて、中には靴についている金属のせいで引っかかっているのか、靴を脱いで金属探知機をくぐる人もいます。
私は金属探知機には引っかからなかったのですが、なぜか係員に呼び止められ、詳細にボディーチェックを受けました。なんでやねん? この係員は小ぶりな女性だったのですが、腕や背中はともかく、結構大胆に足とか、けつとか、内ももなんかをお触りしてきます。肌が出ていないところで触られなかったのは「あ・そ・こ」だけって感じです。
セキュリティの場所には迷彩服を着た兵士が二人怖い顔をして立っています。手にはショットガン(?)を持っています。ピストルじゃなくてショットガンですよ、ショットガン! 銃口こそ上に向けていますが、指は引き金にかかっています! 撃つ気満々です。たぶんちょっとでも変な行動をする人がいれば(例えば何かを叫びながら走ってくるとか)撃っちゃうんだと思います。こわー。
セキュリティを通ってからも係員による警戒が続いています。私なんか、一旦出発ゲートまで行ってからトイレに行こうと思い、来た通路を反対に進もうとしただけで近くにいた係員が「すみません、お客様、搭乗券を見せて頂けますか?」などと突っ込まれました(^^;)。少しでも変な行動をする人を警戒しているのですね。大変だこりゃ。
あとは特に問題もなく、離陸と食事と着陸以外は寝て過ごし、あっという間に成田に到着です。KE 002便はガラガラでした。成田からはバスで新宿へ。新宿からもバスで帰ります。
おしまい(「エアワーク(その2)」につづく)