2002/01/04(金)

Santa Monica・Calexicoへ

本日も海岸方面の天気はまぁまぁなので、SMOに行くことにします。他の訓練生の都合もあって、14時までに戻れば2機レンタルできるとのことで、急いで準備して出発します。このフライトでも、NRKさんがTKDさん号に同乗します。

出発前にMRT教官が「CXLに置いてきた77Kの修理が終わりました。誰かボランティアで取りに行ってもらいたいのですが」と言います。パイロットが2人必要ですので、私とTKDさんが行くことにします。その他に誰が同乗するかはSMOで相談することにします。

RNMを出発してOCNを経由して、海岸沿いを北上します。相変わらずJohn Wayne近くでは旅客機がブンブン飛んでいるのが見えておもしろいです。

TOA近くのThomas Bridge上空で4500ftにしてLA SFRAに向かいます。途中他のトラフィックがすぐ近くを上昇して来たりして焦りますが、いつもの通り一旦SMO上空を通過して10nm北側からSMOに向かいます。

本日はヘイズでかなり視程が悪いです。私はSMOの場所やダウンウィンドやファイナルターンの場所を知っているので特に問題なかったですが、初めてのTKDさんはかなりあつかったようです(^^;)。

ところで、KH号にはNRKさんが購入したGPSを搭載してみたのですが、このGPS、おそるべし! です。まぁなんと正確なこと! もちろんこれだけに頼って飛ぶようになってはダメですが、あくまで「あれば便利」ということで私もGPSが欲しくなりました。

SMO到着後、念願のThe Humpでランチを取ります。14時までに帰らねばならないということもあり、あまりのんびりできませんでしたが、大変おいしいお寿司を頂きました。

SMOを出発し、いつものように一旦北側に向かって高度を稼ぎ、それからLA SFRAを通ります。OCN経由でいつものごとくRNMに到着。TKDさん号もNRKさんの操縦で無事到着です。

さて一休みしてCXLに向かいます。この便は私がPIC、TKDさんがコパイ、乗客はCKKさんと私の弟、ということにします。NRKさんはSkylineに残ります。

CXLにはなるべく早く到着したいということで、JLI VORまで行かないでちょっと南側にショートカットするように飛びます。JLI VORのfromコース(ラジアル)とDMEで現在位置を特定しつつ、慎重に進みます。GPSでもダブルチェックしますが、これまたその正確性に驚愕です。

CXLはR/W 26を使っているようです。ところがR/W 26はファイナルターンがメキシコとの国境にマジで近い位置なので、とてもおっかないです。しかも西日で視界も悪い。というわけで、かーなりアンダーシュート気味にファイナルを回って、R/W 26に到着。

TKDさんがFBOの係員から77KのキーとMaintenance Log Bookを受け取ります。さぁ出発…の前に、念のためにブーストポンプの作動を確認してみます。と、ところが、またしてもブーストポンプが動作しません。一体どうなってんだ!? TKDさんがTELでMRT教官に確認したところ、今回の件の原因が「接触不足」だったそうなので、その点を確認してみます。

MRT教官から教えてもらったブーストポンプの位置を確認すると、いかにも電源ラインらしき配線が見えます。この配線をいじって、再度試してみると…今度は作動しました! やった!! 全くもう(^^;)。

というわけで、かなりあつかったですが、無事CXLを2機で出発することができました。

帰りはナイトになってしまうので、JLI VORを確実に経由してRNMに戻るルートを通ります。JLI VOR上空では既にRamonaの街が見えます。R/Wも確認できました。相変わらずライトが点灯したR/Wは美しいです。

と、ところでですね、CXLの帰りは半分くらいナイトだったんですけど、良く考えたらですね、ナイトの…ゴホン、カレンシー…ゲフン、エヘン、あ、いや、何でもないです(^^;)。

というわけで、本合宿の最終フライトが終わりました。本日は私、4レグ5.5時間というかつてないフライト経験です。

夕食はDragon Kingでお持ち帰りして、アパートで皆で打ち上げします。NRKシェフの +αの一品も絶品です(^^)。

というわけで、今回の合宿は終了です。今回は天候の都合もあり、クロカン三昧というわけには行きませんでしたが、その代わり観光に行ったりして、なかなか楽しい合宿でした。また皆さんと飛べたら良いですね!

おしまい(「Multi-Engine Rating編」につづく)

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